第8回 京都シルク座

異母兄弟
  • 7月20日土曜日

  • 上映時間(2本立て 入替無し)
  • 異母兄弟    10:00~  14:30~
  • わが母の記   12:15~

   [ 解説 ]

     ■異母兄弟
           田宮虎彦の文学は、家父長制の重さに苦しむ妻や子の人間群像を鋭く描き続けてきたが、この映画の原作「異母兄弟」 はその代表作の一つ。戦前の軍人精神でこりかたまり、家庭の独裁者である 鬼頭に象徴された封建的軍事主義を家城巳代治監督が暴きだした名作です。この映画で、「夫婦役の田中絹代とどう見ても夫婦に見えないことに悩んだ末のことだ」と本人が述懐しているように、歯を十本抜いたエピソードは有名です。

     ■わが母の記
          「敦煌」などの歴史ものや、「あすなろ物語」などの自伝的作品、そして「氷壁」などの現代ものと幅広い小説を発表し、多くの読者がいる文豪・井上靖の自伝的な同名小説を映画化した作品です。母役の樹木希林も、渾身の演技ですばらしく、役所宏司や、宮崎あおい、キムラ緑子などの演技力のある役者が、作品に厚みを加えています。三國連太郎の最後の出演作品となりましたが、主人公の父親役で出ています。

  

              

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